去年はゲームを公開しました報告記事しか書かなかったので、今年は毎月1つはちゃんとブログ記事を書くことを目標にします!
ループ議論:最初は短編
あらゆる創作分野において「最初は短編から作ったほうが良いよ」という話があります。小説でも漫画でもゲームでもみんな同じですね。 マラソンもいきなり42.195kmから始める人いないですし、創作に限った話ではないかもしれません。
この辺りの話は昔からされてますし、いろいろな本とかにも死ぬほど書いてあるでしょうし、インターネットにも記事とか議論とかいろいろあると思います。
Twitterとかでもちょくちょく流れてきて、僕もちょっと触れることがあったりしたので、今回はその話をまとめてブログに書いてみます。
当然ですが、あくまで僕、Ruたんにとっての主観であることにご注意ください。 「あらゆる人間はポジショントークをしている」という前提を忘れて、人の意見を読んではいけません(思想過激派)
短編を作るメリットは「ニガテを知ること」説
ゲーム制作において短編を作ると良い理由として、経験値が~みたいな話もありますが、僕的には一番のメリットは「自分がニガテな作業を知ることができる」だと考えています。
ゲーム制作、と一言で言ってもいろいろな作業があります。
- お絵描きとか
- 素材探しとか
- データベース設定とか
- お話書くとか
- イベント演出設定とか
- 公開用の作業(サムネとか説明文)とか
- 宣伝とか
- 他のクリエイターさん&プレイヤーさんとの交流とか
- などなど
で、フツーはこれらが全部完璧にできるなんてことは無さそう……全部できたら完璧超人すぎて逆に怖い!
短編を1個作って公開するところまでやると、これらの作業に一通り触れることができるので「自分が何をやってるときは楽しくて、逆に何をやってるとき厳しいのか」がわかります。
特に「楽しい部分」より、「厳しい部分」のほうを知れるのが僕は良いと感じています。
ここで言う「厳しい」というのは、単純にやるのがしんどいとか、めちゃくちゃ時間がかかるとか、そういったものを包括して「厳しい」と表現しています。
ゲーム制作はすごく時間もかかりますし、作ってる最中は「これ本当に面白いのかな…」と不安になることも多いです。特に「厳しい」作業をしているときこそ心がやられてゲーム制作が続けられなくなってしまったりする可能性が高いです。
なので、短編を作ることで自分のニガテを知って、自分のニガテをなるべく避けられるゲーム制作スタイルで活動できるようにしよう!というのが僕のスタンスです。
せっかくゲーム作りたい!と思ったんだし、ゲーム作りが嫌いになっちゃうような活動はしないほうがいいと思いますしね。楽しく作るためにも、楽しくないことを知ろう!
ニガテを知りつつ「時間感覚」も知る
似たようなところで「その作業にどれくらい時間がかかるのかわかる」というのがあります。要は一通りの作業をしたわけで、それぞれにどのくらい時間がかかったかも振り返ることができるということですね。
大体ニガテなことは時間がかかりがちです。作業自体にも時間がかかるし、作業したあとに自分のMPを回復するために休憩時間が必要だったり……。
この辺の時間間隔を認識できるようになると、「こういうゲームを作ろう!」のようなことを思いついたときに、作るのにどれくらい時間がかかるのかというものの目安がつけられるようになります。
投稿イベントとかコンテストみたいなやつは締め切りがあるので、この辺の感覚がある程度身についていると、そういったものに参加したいなと思ったときにも便利なのでおすすめです。
いや、まぁ、ゲームジャム30に全然間に合ってない僕が言うと説得力が皆無なんですが……理想とそれを実現するのはまた別の話なんですよマジコレ!
おまけ
おまけ1:そもそも「短編」ってなんだよ!
短編の定義は非常に難しいですね……
僕の感覚としては練習としての短編であれば「プレイ時間の長さはどうでもよく、制作期間が1ヶ月くらい」にするのが良いかなと思います。
「1ヶ月」は結構いい期間だと感じていて、
- ゲーム的なメリット
- 期間が短いので「こだわりポイント」を1つに絞りやすい
- 経験的なメリット
- 「1ヶ月本当に本気で作るとどのくらいできるのか」を測れる
- メンタル的なメリット
- 最悪、ゲームが微妙だったり完成できなかったりしても、1ヶ月だからダメージが小さい
……みたいなところで、僕は「1ヶ月」というのを1つの指標にしています。
おまけ2:そういうお前はどうなんだよ
僕のニガテはこの辺りです。
- 制作期間が長いのがニガテ
- 2ヶ月以上かかってくると、だんだんメンタルが終わってくる
- 「絵」をたくさん描くのがニガテ
- お絵かき系の作業がめちゃくちゃ時間がかかる
- たくさん描かないといけないとなると、だいぶツライ
- お話を書くのがニガテ
- 大まかに決めてから書き始めるのだけど、書いてると話が変わってしまう
- 収拾付かなくなりがち><;
全般的に「物量が多い」のがニガテです。モノをいっぱい作るのがニガテ。
なので、短めのゲームを中心に作って、1つのゲームで1つのお話を書かずに複数のゲームで1つのお話を書いてみたり、各ゲームで使う絵の雰囲気やサイズをあわせて、使い回しできるようにしたりなどすることで、なるべくニガテを回避するゲーム制作をしています。
ニガテを克服するのではなく、回避するのが僕のゲーム制作スタイル!!!!1111
ゲームはやっぱり楽しまないとね!(結論)